こんにちは!
1月も後半になりました。今年は暖冬とも言われていましたが、下旬になって全国的に大寒波に見舞われドカ雪が降りました。外は冷凍庫並みの気温です。
コロナウィルスとともにインフルエンザも流行っていますので、無理をせず体調管理に気をつけて元気に子どもたちと過ごしたいところです。
さて、小学校の体育では12月頃~2月にかけてなわとびシーズンとなります。
2月になわとび大会がある小学校が多く、放課後等デイサービスでも運動療育の時間になわとびの練習をすることが増えました。もちろん、運動エリアが使用できる自由時間にも、種目跳びの記録に挑戦している熱心なお子さんもいます!
私は今月2回あるなわとびの時間を両方任せていただき、まさに「1月なわとびの先生」でした。笑
なわとび運動の流れ
いつもなわとびの時間は、
①準備体操 ②持久跳びや種目跳び ③長縄
という流れが多いです。
①準備運動
準備体操では、学校で行うような準備体操をお手本の子どもたちが前に出てやってくれます。その日の運動の内容に応じて指導員が補足します。
また、低学年のお子さんが多い日にはピアノ伴奏に合わせて「リズム体操」を行うこともあります。
人数が少ない時にはプロジェクターで動画を流し、それを見ながらストレッチやヨガを行うこともあります。
②持久跳びと種目跳び
持久跳びや種目跳びなどの短なわとびは、それぞれ2~3分間時間を計って跳びます。3~4人くらいずつ分けて交代しながら進めています。
持久跳びは学校の体育とは違って途中でつまずいても再開してOKにしています。
種目跳びは、前跳びやあやとび、二重跳びなど、それぞれ練習したい種目を自分で決めて練習しています。
短なわとび、引っかかるとつま先など身体に当たって痛い!!!思わず大げさなリアクションを取りたくなる子どもたち。でもすぐに戻ってまた挑戦します。学年が上がって高度な技にも挑戦する姿、かっこいいんです☆
③長縄
長縄は1列に並んで、5回飛んで抜ける、縄をくぐる、8の字跳びなどを行っています。
もちろん、達成段階に応じて「おおなみこなみ」「郵便屋さんの落とし物」に挑戦するチームを作って行うこともあります。
なわとびの運動で工夫したところ
今月のなわとびの時間では、特に工夫したことが2つあります。
1.待ち時間を短縮
特に「待つことが苦手」「注意が他に向きやすい」といった特性を持つお子さんに見られるのは、別なグループが練習している間に寝転がってしまったり、待つ場所を離れておもちゃの棚の方に行ってしまったりすることです。
「座って待ってて」が難しいのに待ち時間が長くなってしまう状況を何とかしようと思って行ったのが、回転率を上げることです。
種目跳びを1グループ1分として3周回しました!1分経つと自分の番が回ってくるので、今飛んでいる人たちや経過時間などに注意を向け続けることができます。
実際に、1分間ならほとんどのお子さんが注意が逸れすぎることなく、「あと何秒ですか!」と聞いて自分の順番を意識することができました。
2.いつもとは違うアレンジを取り入れる
いつもの8の字跳びだけで終わるのも楽しいけど、いつもと違った楽しい遊びの要素を取り入れてコミュニケーションをとろうと、「長縄×じゃんけん」をやってみました。
当初は、じゃんけんで負けてすねたり怒ったりして雰囲気が悪くなるかもしれないけど…と思いながらも、やってみると意外と楽しんで長縄を跳ぶ子どもたち。
「じゃんけんは運だから」
と割り切ることができたお子さん。特にこちらから何も言わなくても、
「じゃんけんと跳ぶリズム合わせようよ」
と気がついてみんなに提案するお子さんも。シンプルなルールでみんなで楽しむことができました!これはまたやりたいなと思います♪
まとめ
今回は、なわとび運動の流れと工夫した点についてご紹介しました!
普段なわとび運動は、
①準備体操
②持久跳びや種目跳び
③長縄
に流れで実施することが多いです。
今回はこのいつもの流れに2つの工夫をしてみました。
✅待ち時間を短縮する工夫
✅いつもとは違うアレンジを取り入れる
いつもと同じパターンの方が安心するお子さんもいれば、いつもと同じではつまらないと感じるお子さんもいます。
だから、一見いつもと同じなわとびのように見えても、内容や使う道具に少しずつ変化を加えながら活動を行っていきたいなと思いました。
私が働く放デイは集団療育を行っているので、みんなで同じ活動をするときには、必ずしも100%個別に対応しきれていないこともあるかもしれません。
学年や家庭環境など様々な発達段階のお子さんがいて、その子どもたち同士でコミュニケーションを取ることに意味があると思います。
またお子さんにとって少し苦手だったり不自由な状況の中でもやってみることで得られるもの、あと少し頑張ることでできるようになった経験を大切にしていきたいと思います。
子どもたちみんなにとって楽しくて達成感のある活動内容についてもっと追求していきたいと思います!
それでは、今日も心に太陽を☀