こんにちは!
今年も教室がスタートしました👏
今年1発目の私の担当の活動は、「初詣に行こう」でした。去年、他の先生の引率で行った時のことを思い出しながら日案を組んでみました。
まずは、初詣で神社やお寺に行くときの基本的なマナーや作法について確認してから行くことにしました。ネットで子ども向けの初詣のマナーについての動画やページは無く、文章が多いものばかりでした。
視覚的な情報量が多いと、視覚優位のお子さんやADHDの注意欠如という特性があるお子さんは理解しにくかったり混乱してしまったりすることがあります。
ということで、パワポで初詣の基本的なマナーのうち、当日子どもたちの動きに合わせたものをつくることにしました!あまり時間も無かったのでとてもシンプルでアニメーションをつけるところまでできなかったのですが、そのパワポの一部をご紹介します。
平仮名だらけになってしまうと読みにくいのですが、パワポでルビをふるのは少々手間がかかる…。
今回は小学2,3年生までに習う漢字にして、実際に読み上げながら説明することにしました。
このくらいの文章量でももしかすると多いと感じてしまうかな…と思っていたのですが、実際に子どもたちは5分程度のパワポでの説明を集中して聞いている様子だったのでよかったなと思います。
しかし、パワポにアニメーションをつけなかったので、一気に文章が出てくるようになってしまい、私の説明途中に次の項目を読み上げてしまうお子さんもいました。なるほど…聞いてほしいポイントに絞って説明することがやはり大事だなと学びました。視覚支援にはアニメーション機能の活用が欠かせませんね💦
そして持ち物やいつものお約束を確認して、いよいよ初詣に向かいます🚗
神社に到着すると、早速子どもたちの口から、
「左側を歩くんだよ」「お賽銭は5円玉だ!」
と聞こえてきました。忘れていたお子さんもお友だちの話を聞いて思い出し、参道の左側に移動していました。先生は到着してからまだ何も言っていないのに…子どもたち同士の連携プレーに感動しました😂
今回は、歩いて移動することが多かったため、2人ペアを作って行動すことにしました。その中でも6年生の男の子(ASD)と2年生の男の子(知的)のペアがありました。もうすぐ中学生になるお兄さん。最近は教室の中でも優しい言葉をかけられるようになり、成長を感じています。一方、人遊びをする2年生のお子さん。6年生にも物怖じせずに、耳元で大きな声を突然出して怒られることを楽しんでいることも。相性が良くない2人を今回、あえてペアにしてみました。6年生のお兄さんは自分で自分の課題が分かるようになってきて直したいと話していました。今回のお出かけでお願いしたときも、「えぇー…」と言いつつも「わかりました」と頼もしい返事でした✨
実際にお出かけに行くと、参道に並んでいる屋台や道ばた雪が気になってしまい、集団から離れてしまいそうになる2年生のお子さん。そんな2年生の手を引いて「こっちだよ」と優しく声をかけるお兄さん…。お、結構いい感じかな?
お参りが終わっておみくじやお守りを買い、「大吉だ!今年はいい年だ!」「勉強をがんばれますように」と、みんなそれぞれ今年の幸せを願って参拝を終えました。大きなトラブルも無く無事に帰れそうかな。帰りは寒空の元、近くの公園で元気いっぱい走り回って遊んで教室に戻りました。
その帰り道。
先ほど紹介した6年生のお兄さんと2年生のお子さんペア。近くでずっと様子を見ていましたが、帰り道でお兄さんの限界が来てしまいました…。「やめて!」「近寄るな!」と、1時間半のおでかけで溜まっていたものが出てしまいました。先生にお願いされたからお兄さんらしくしようと頑張ってくれていました。でも我慢の限界は誰にでもあること。本人も大きな声で怒ってしまったことを(またやっちゃった…)と反省しているような表情が見られました。私含め、他の先生からも「ありがとうね」「嫌だったよね」と声をかけられ、少し落ち着いたようでした。
活動時のペアやグループの組み方は先生方にミーティングでかけてから決めるようにしていますが、今回は6年生のお兄さんの逃げ場を作ってあげるべきだったな、と思いました。「無理だと思ったら先生に言ってね」という一言があるだけでも違ったのかなと思います。
無事に終わったように見えた初詣。反省点や課題が見つかりまた良い経験となりました!
そしてブログを書いている間に新学期が始まりました!(笑)
学期初めの冬の活動と、新しく購入した療育に関する書籍について今後も更新を頑張りたいと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
今日も心に太陽を☀
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